ご挨拶
代表取締役の沼田知昭です。
沼田工務店は小さい会社ですが、創業87年以上続いています。
社名に「工務店」とあるとおり、一般住宅の新築・増改築を施工しておりましたが、現在は、冬期間の社員の生活を守るため始めた公共工事が9割を占めるようになり、業務内容も清掃工場の清掃メンテナンスから特殊な土木工事まで多岐にわたっています。
私の前職は製薬会社のMRです。建設業界は10年ちょっとの経験しかないのですが、他業種を経験した強みを活かし、3つのことを基本として取り組んでいます。
【信用を得ることが仕事のはじまり】
前職勤務時は、個人病院から国公立総合病院まで様々な病院の医師・薬剤師へ医薬品のプロモーションを行っておりました。患者の治療に直接係わる医薬品ですので、患者にとって何が必要かを考え、しっかりとした客観的根拠(エビデンス)をもって情報を提供しなければ信頼を得ることが難しい仕事でした。
その経験から「信用を積み重ねて信頼に発展させる」という精神を学びました。工事をする上で重要な技術・知識を“経験”だけではなく“客観的根拠”に基づき提案することであり、目先の利益を追うことなく、お客様に必要で最適なものは何かを考え、安心・安全な製品を提供しつづけること、それが信頼につながると確信しました。その精神を社員と共有し行動しています。
【社員がいて、会社となり、社会に貢献できる】
そして、私が最も重要と考えていることが、安心・安全な製品を提供しつづける「人材の育成」です。
私は、前職で周囲を気にするあまり自分らしさを無くし人の言葉に惑わされ、その結果大きな失敗をしてしまいました。
その時の苦しい経験を活かす答えが、「社員1人1人が、“必要な資格”・“未知の経験”・“自ら考え行動すること”を恐れずに挑戦できる仕組み作り」です。
自ら考え、のびのびと自分の意思で行動できる人は現場で活躍します。
そのような人材が集まり活気のある会社はお客さまに必要とされます。
そして、現場で活躍し、お客様に必要とされることが、社会に還元することになります。
“年齢・性別・経験・国籍”に関係なく成長できる環境をつくり、様々なことに挑戦する社員の勇気を応援し、活気ある会社に育てていくことが私の役目だと考えています。
【未来へもがこう】
私は常々「業界の普通は、普通ではない。旧態依然を壊さなければ会社の未来はない」と考えていました。ただ、古いものがすべて悪いわけではありませんし、壊せばいいというものでもありません。良い技術・伝統は残しつつ、新しい技術・知識を取り入れていく必要があります。
そのため「温故知新」を旗印として、7つの社内改革・整備を行っています。
- 定年の撤廃
- 資格取得の全面支援
- 定期個人面談によるフィードバック(年1回以上)
- 行動を重視した評価制度の制定
- 給料制度の改革
- 有給・休暇制度の整備
- 重要事項を決定・実行するための社員によるプロジェクトの策定
まだまだ道半ばですが、社員の理解と協力を得ることができ、活気ある会社づくりの1歩となっています。
最後に
“今の当たり前は、未来の当たり前ではない”をモットーに「恐れず挑戦し、のびのび行動して、必要とされる企業」を目指し、社員と共に成長します。沼田工務店に、ご期待ください。